2018年5月13日に視覚障害者総合福祉施設、京都ライトハウスで開催された第1回京都ロービジョンネットワーク研修会に参加しました。生憎の雨ではありましたが、医師や視能訓練士、看護師などのコメディカルの方を含め100名近くの方が参加されていました。
講演を拝聴して、今まで当院では来院された日常生活に不自由を感じている視覚障害者(ロービジョン)の方に対しては障害者手帳の申請、視覚補助具の紹介などを行なってきましたが、その先の「福祉との間の橋渡し」も今後は考えていく必要があると感じました。またロービジョン当事者の方の講演も拝聴し、刻々と変わる病状の中でその状況に合わせて補助具を調整し、眼科医だけでなく様々な支援団体の方と協力して就労されていることなど、患者さんの声を聞くことができたことは非常に勉強になりました。眼だけではなくその方の背景にまで配慮したロービジョンケアを行なっている眼科医やコメディカル、支援団体の方がいることを知り、木を見て森を見ずな自分を変えていかないといけないと痛感しました。
2018.05.13