第77回日本臨床眼科学会に参加しました
2023年10月6日〜9日に東京国際フォーラムで開催された第77回日本臨床眼科学会に参加しました。今回も近視の講演を拝聴させて頂き、近視進行抑制に関して低濃度アトロピンやオルソケラトロジー、多焦点コンタクトレンズの他、あらたなツールとしてレッドライト治療法が発表されていました。長波長の650nmの赤色光が、過剰な眼軸延長を抑制するとされており、大きな話題となっています。一旦伸びた眼軸が短縮した症例もある一方で網膜障害を生じた症例もあり、長期的な効果や安全性の報告が待たれます。
<レッドライト治療器>
令和5年三郷市総合防災訓練に参加
2023.10.1(日)に4年ぶりに開催された令和5年三郷市総合防災訓練に参加してきました。三郷市、消防、警察、四師会(医師会、歯科医師会、薬剤師会、接骨師会)、地域の防災会の方など、総勢400名弱の方が参加されていました。
医師会としては交通事故車両から救出・搬送された方を緊急度に応じて赤・黄・緑・黒の4色に振り分けるトリアージに参加しました。
また、ドローンを使った避難誘導や救援支援物資の空中輸送の訓練なども実施され、多職種の方が連携して大規模災害に当たれる体制作りができていました。
新しい多焦点眼内レンズ(クラレオン ビビティ)の取り扱いを開始
Alcon社の新しい多焦点眼内レンズ(Clareon Vivity)の取り扱いを開始しました。このレンズは従来の多焦点眼内レンズのデメリットをされたコントラスト感度(見え方の質)の低下やハロー・グレアなどの異常光視症を単焦点眼内レンズと同程度まで軽減します。また視力が0.5を切ると新聞やスマートフォンなどが見にくくなるとされていますが、0.6程度の視力が確保されており、眼鏡の使用頻度を減らすことができ、中間から遠方ではさらに良好な視力が提供できます。
文献 J Cataract Refract Surg 2022; 48: 136-143.
J Cataract Refract Surg 2022; 48: 1297-1304.
舌下免疫療法(シダキュア)の新規導入中止について
スギ花粉症でお困りの方に舌下免疫療法(シダキュア)をおこなっておりましたが、製造元の鳥居薬品よりシダキュアスギ花粉舌下錠(2000JAU)の出荷制限が発表されたため、現在当院ではシダキュアの新規導入を中止させて頂いております。現在治療中の方につきましては維持量の5000JAUは引き続き処方できますのでご安心ください。
また、ダニアレルギーに対する舌下免疫療法(ミティキュア)は新規、継続治療ともおこなっております。
駐車場のご案内
当院の駐車場は以下の①〜③をご案内しておりましたが、③ナビパーク駐車場が一般利用の方のお車で満車のことが多いため、2023年7月5日より④三井のリパーク駐車場もご利用いただけるよう駐車券をご用意しております。③、④駐車場にお車を停められた方は受付にお申し出下さい。
①クリニック前 3台
②ひとみ薬局横 6台
③クリニック向かい ナビパーク三郷中央第10駐車場 22台
④ヤオコー横 三井のリパーク三郷中央駅前第2駐車場 20台
低濃度アトロピン点眼 価格改定のお知らせ
第127回日本眼科学会総会に出席しました
コロナ禍も落ち着き、学会もWeb視聴だけから現地参加も可能となり、約3年ぶりに現地に行き、4/6〜10の4日間、有楽町の東京国際フォーラムで開催された第127回日本眼科学会総会に参加してきました。
今回は小児眼科を中心に講演を拝聴しました。小児の眼鏡処方に関して、小児は大人と違い顔が発達段階で左右非対称の子が多いこと、目から耳までの距離(側面長)も左右差があるため、眼鏡のつる(テンプル)の部分の長さを調整するなど、一律に大人と同じデサインではぴったりフィットしないことがあるとのことです。また、一般的に眼鏡はその重量の7割を鼻で支え、残りの3割を耳の部分で支えており、大人と比べて鼻が低い小児ではその比重も考慮しなければならず、保護者の方にレンズとフレームの選択をアドバイスする必要があるとのこでした。
また今年は花粉の大量飛散で多くのアレルギー性結膜炎の方が来院されました。現在、小学生を中心に当院では約100人弱の方にオルソケラトロジーをご使用いただいておりますが、アレルギー性結膜炎によるかゆみで一時的にレンズの装用ができない子も散見されました。当院では一時的なレンズ装用の中止と点眼治療で対応はできましたが、症状が落ち着かない方には近視進行抑制効果があるとされる1日交換タイプの多焦点コンタクトレンズに切り替えて近視治療を継続する選択肢もあることが講演で発表されておりました。当院でも多焦点コンタクトレンズは取り扱っているため、オルソ不適応の方には慎重に精査をし適応を決めていきたいと思います。
学会期間中は大変ご迷惑をおかけしました。
開院7周年のご挨拶
4月5日に当院は開院7周年を迎えました。
新型コロナウイルス感染症が来月から5類に変更となるのに合わせてマスクの着用が個人の判断に委ねられるようになりましたが、ご来院の方には感染対策のためのマスク着用に引き続きご協力頂き、ありがとうございます。
4月6日から開催される第127回日本眼科学会総会に出席するため、4月6日〜8日は代診医の診察となりご迷惑をおかけしますが、学会参加を通して知識をアップデートし、引き続き精進して参りますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
新年あけましておめでとうございます
新年明けましておめでとうございます。新型コロナウイルスが第8波を迎え、安心できない日々が続いておりますが、当院では引き続き感染対策を徹底し、スタッフ一同、患者様に寄り添った医療が提供できますよう精進してまいります。新年は1月5日水曜日より診療を開始いたします。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
<八潮 木曽根氷川神社>
ひとみ薬局との間に駐輪スペースを設けました
駐輪スペースが狭く、長らくご不便をおかけしておりましたが、ひとみ薬局との間に新たにスペースを設けましたので、ご利用ください。ひとみ薬局との間の②のスペースに駐輪の際は、タテ向きに停めてしまうと倒れたときに車に当たる可能性がありますので、下のようにヨコ向きで駐輪頂ますようお願いいたします。