当院では、一般的な眼科の診療から、高度な日帰り手術まで、幅広く眼科疾患に対応致します。眼のことでお困りでしたら、まずはお気軽にご相談ください。
眼精疲労
スマートフォンやタブレット、パソコンの普及により近くのものを長時間見る機会が多くなっています。眼精疲労では目の疲れやかすみだけでなく、頭痛や肩こり、吐き気などの全身症状がみられることもあります。
老眼の予防と共通する点も多々ありますが、以下の注意点のほか、ピント調節機能の回復効果が期待できるビタミンB12が入った点眼薬などを使用すると症状が和らぎます。
注意点
- 休養を充分にとる
- 近くをみる作業をする場合は、1時間おきに10分程度は目を休めるようにする
- 背筋を伸ばして正しい姿勢で近くの作業を行う
- 蒸しタオルなどを当てて目を温める
- 度の合ったメガネやコンタクトレンズを装用する
ドライアイ
涙は目の表面を潤し、守るバリアのような働きをしています。ドライアイでは、涙の量が減ったり(ドライアイ全体の約20%)、量は十分でも涙が蒸発しやすくなる(全体の約80%)ことにより、目が乾くようになります。現在、日本では約800~2,200万人ものドライアイの患者さんがいると言われており、以下のような症状がみられます。
- 目がゴロゴロする
- 目がかすむ目が重たい
- 目が赤い
- 目が疲れる
- 目を開けているのがつらい
ドライアイの検査
生体染色検査
目が乾くと黒目や白目の表面にキズができます。フルオレセインという特殊な色素で目の表面を染色して細隙灯顕微鏡で青い光を用いて観察すると、キズになった部分が黄色く染まって見えます。
シルマー試験
シルマー試験とは、涙の量を調べる検査のことで、細い濾紙を下まぶたに垂れ下げて、5分間で濾紙がぬれる長さを測定します。10mm以上が正常、5mm以下はドライアイの可能性があります。
涙液層破壊時間(BUT)
涙がどのくらいの時間で乾燥し始めるかを調べる検査です。フルオレセインで目の表面を染色して、まばたきをしてもらい、しばらく目を開けているとしだいに目の表面が乾いて
フルオレセインが消える部分が出現します。この時間をBUT(Tear Break Up Time)と呼び、10秒以上が正常、5秒以下ならドライアイの可能性があります。
ドライアイの治療
ドライアイの治療
目の乾燥を防ぎ、潤いを与えるために、人工涙液やヒアルロン酸含有点眼、涙の安定性を改善する点眼液などを単剤または組み合わせて使用します。軽症の場合には、点眼薬による治療で症状を緩和することができます。
涙点プラグ
点眼薬による治療だけでは症状が改善しない場合には、涙が排出される涙点に栓(プラグ)を入れて、涙が溜まるようにする治療が行われます。保険適応の治療となり、1割負担で630円、3割負担で1,890円となります。
血清点眼
重症の場合、患者さんの血液を採取して上澄みである血清を生理食塩水で薄めて点眼する「血清点眼」を使用します。保険適応外のため、点眼薬は1本500円(税別)となります。
アレルギー検査(イムキャップ)
当院ではアレルギー(花粉症)の検査を行っています。指先からの採血で8種類のアレルギーの原因物質を同時に検査することができます。指先からの採血なのでお子さまでも安全に行うことができます。検査結果は20分で分かります。
検査の流れ
検査費用
1割負担 | 約1,000円 |
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3割負担 | 約3,000円 |
※三郷市の中学生以下の方は自己負担はありません